闇に囁くもの
クトゥルフ神話TRPG、僕はやったことないのですが、リプレイや実況を見ているとすごく面白そうですね。そんなクトゥルフ神話の原点ともいえるラヴクラフトの小説は大好きなのですが、ここではそんな中でも一番大好きな「闇に囁くもの」についてちょっと紹介したいと思います。ネタバレも含みますが、シナリオ作りの参考とか、ラヴクラフトらしいなぁと思うことを記していきたいと思います。ちなみに私は漫画のプロットとかちょっとした小説作りはしたことがあっても、TRPGのシナリオ作りは経験がないのでその辺は大目に見てください。ただ、面白い表現だなぁと思うところをピックアップしていく内容です。
ちなみに「闇に囁くもの」が載っているのはラヴクラフト全集1ですね。
- 作者: H・P・ラヴクラフト,大西尹明
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1974/12/13
- メディア: 文庫
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物語はラヴクラフトの小説ではお馴染みアーカムのミスカトニック大学で文学教師をしつつ民俗学の研究もしているウィルマートがヴァーモント州の森の中を車で逃げるシーンから始まります。
ラヴクラフトの小説はこういったエピローグから始まることが非常に多いですね、最後にこれだけは記しておこうと思うとか、あんな体験だけはもう絶対にしたくないとかそういった語りから入ることが多いように感じます。
TRPGというとシナリオがある程度決まっていて、最後どのような結末になるかについてもある程度決まっていると思いますが、その最後をほのめかして始まるということはあまり無いような気がします、物語の収束に向けてプレイヤー達があれこれ考えるのは楽しそうだなぁと思います、もちろん破綻することも含めて。そんな自分語りから始まるシナリオはちょっとラヴクラフトっぽい気がするのですよ。
さて、物語はヴァーモント州で起きた大洪水を原因として川の中にある異様なものの姿を見つけたという新聞記事をウィルマートが見つけたところから始まります。
ラヴクラフトの異様な生き物の表現って面白いですよねー、ちょっと引用しますね。
「身の丈が五フィートほどの薄桃色をした生き物で、甲殻類のような胴体に数対の広い背鰭か、もしくは膜のような翼と、何組かの関節肢が付いている上に、本来なら頭のあるところに一種の渦巻形をした楕円体がのっていて、それには多数のきわめて短いアンテナがついていたそうである。」
ちなみに5フィートは1.5mぐらいなので意外と小柄?後に「狂気の山脈にて」でミ=ゴと呼ばれる生き物ですねー、未完少女ラヴクラフトに出てきたかわいいあいつですね。ふよふよ。
まぁ未完少女ラヴクラフトに関しては別にエントリーするとして・・・。
生き物の表現がすごいですよねー。このあたりの表現は統一されているのでしょうか?「時間からの影」に出てくる「イースの大いなる種族」とかもすごいです。
さてさて、この謎の生き物に対する噂話に対して持ち前の民俗学の知識で懐疑的な投書を新聞に投書し大々的に掲載される。いよいよ物語の中盤ですね、エイクリーとの往復書簡が始まります。
エイクリーはヴァーモント州のダーク山の麓の小屋に住んでいるのですが、この謎の生き物の正体(惑星間に住んでいる生物!)を知っており、証拠として音声を録音したレコードと象形文字が刻まれた黒い石をウィルマートに送り付けてきます、またその生き物の証拠となるような写真もあるので欲しかったら連絡をくれとまで言うんですね。
もちろんミ=ゴに関する記述というのはものすごく面白いです。エーテルに対して抵抗力を持っている翼で宇宙空間を自由自在に飛べるとかっていう設定はすごく面白いのですが、ここではこの往復書簡のあたえる緊張感について記したいと思います。
ウィルマートはエイクリーが喜ぶようにはじめはエイクリーの文書について賛同し協力するというような文書を送りますが、事態はだんだんと変わっていきます。エイクリーの周辺では謎の足跡が大量につき、飼っている犬が殺され、往復書簡は謎の人物に邪魔をされ、嘘の電報が届き、挙句謎の生き物との銃撃戦が行われます。
これらの事態が文書を読むウィルマートという視点で進み、ウィルマートと同様読者も段々とエイクリーの周りに起こる事件に不安が掻き立てられます。
このあたりの描写が私にとってはものすごく面白かったですね。TRPGでぜひ往復書簡RPGをやってもらいたいぐらいです、お互いか、また片方が自分の状況をほのめかす、または情報の一部しか伝わらないという表現はとてつもない緊張感を生むんだということをここで教わりました。現代設定でいえば、メールやチャットなどの要素を入れた作品などにも応用できそうですね。このあたりの知りえる情報が少なすぎることから伝わる恐怖というのは日本の怪談のようなものにも通じるものがあると思っています。
さて、書簡は突然急変します、エイクリーが謎の生き物と和解したというのですね、そしてウィルマートにもぜひ自宅に来てほしいと誘います。
正直このあたりでお話は終わりなのだと思いました。うおー!なんて怖い話なんだ!と思ったのですが、こっから先を描いてしまうのがラヴクラフトの小説なんだなーとも思うんですよね。
ここから先はぜひ読んでみてください。まぁご存知だと思いますが所謂あの有名な脳缶の登場ですね。脳缶という設定自体は非常に面白いからいろいろなシナリオで使われてますよね、脳缶だけで進むシナリオとかもあったような気がします。でも私はラヴクラフトの小説で一番緊張感を生むのがこの書簡形式だと思っています。往復書簡でないにしても、手紙を通じて明かされる真実などに触れるときは感動します。登場人物の恐怖を想像して、読者も恐怖するといった感じでしょうか。TRPGのシナリオも、もし自分が作るとしたら戦闘や実物と出会うことなく、そういった情報に触れていき、背後に恐怖が迫っているのでは?とほのめかすだけで物語が進んでいくようなシナリオを作りたいなぁと思っています。戦闘、探索主体のシナリオも好きですよ、もちろん。
書評・・・難しいですね。でもこんな感じでラヴクラフトの好きな話はまた紹介できればと思います。
クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: サンディピーターセン,リンウィリス,中山てい子,坂本雅之
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2004/09/10
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クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2010 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 坂本雅之,内山靖二郎,坂東真紅郎,他
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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クトゥルフ神話TRPG リプレイ るるいえあーかむしてぃ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 内山靖二郎,アーカム・メンバーズ,狐印
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
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ストレス耐性?うつ病再発防止のために。
よくうつは甘えだーとか、ストレス耐性がないーとか言われてしまうのですが本当でしょうか?そもそもストレス耐性なんてものが本当にあるのかどうか疑わしいです。
うつになりやすい人の特徴として、平均的ではない認知の仕方、クセを持っていると私は言われました。
例えば女の人の声が極端に苦手だとか、物音が苦手だとか、むすっとしている表情を見ると恐怖心を感じるとか、何か外からの刺激があった場合に極端に不快の感情を呼び起こされてしまうような認知のクセです。なかなかイメージできない人は、大きな地震を経験したことから小さな揺れでもひどく恐怖心を感じてしまうようなケースを想像してもらえるとわかりやすいと思います。
こういった認知のクセは生まれ持ったものというよりは、幼少期からの体験や生活を通して身についてしまったものと考えた方が良いです。例えば私の場合、母親の育て方が厳しかったために、女性の不機嫌な顔に対して非常に恐怖心を感じます。
うつになってしまった、実際に身体症状などが出始めたという人はこういった認知のクセを自覚しないまま長期間そういった不快感にさらされた結果うつのような症状になってしまうことが多いようです。ヘビが苦手な人がずっとヘビと一緒の生活を強いられるようなものです。
こういった認知のクセが無い人にとっては「なんだよそんなこと。」と思われてしまうかもですが、そういった認知のクセを持っている人にとっては耐え難い苦痛ですし、しかも日常的に無意識に耐える状況を作らされていると言えると思います。
なので世の中でストレス耐性と言われていることは「そもそもストレスとして認知していない」ということなのでストレスに対して耐えているわけではないと思っています。逆に言えばうつになってしまうような人は普通の人が苦痛に感じないことを日々耐え続けているわけです。
これを偏見だー!うつの人の気持ちがわかってないんだー!と批判するのは簡単ですが、むしろうつにならないような人の認知の傾向をつかんで自分のものにしていきましょう。
まず最初は自分が何を不快に思っているのか、何に恐怖心を感じるのか?などを書き出してみることから始めてみると良いと思います。そしてその一つ一つを実は〇〇だから大丈夫と自分なりに理由をつけて、繰り返し繰り返し、大丈夫怖くないと自分に言い続けましょう。場合によっては自分の過去をきちんと清算する必要もあるかもしれませんね。
百合が好きだと叫びたい!
百合が好きだ!
というわけで漫画やゲームでも百合をこよなく愛しておりますので本日はそのなかでもおすすめを紹介したいと思います。今後も定期的にやっていきますよこれは!
百合の中でも群像劇が好きで、その代表作と言っても良いでしょう!「屋上の百合霊さん」です。
こまけぇことはいいんだよ!百合とぴあ!!!
うう・・・ちゃんと紹介しよう。あまり言うとネタバレすぎるので言いませんが、僕が一番好きなカップルは通称「ラブロック」の2人ですね、ロック大好き無鉄砲おバカキャラの陽香と風紀委員長遅刻取締責任者の愛来の2人。本来あんまり好きなタイプのカップリングではないんですが、この2人が出てくるドラマCDは何度聞いてもニヤニヤします。ギャップのある2人って素敵ですよねー。特に真面目て堅物そうな愛来ちゃんだが実際は・・・タジタジになってる陽香もすごくかわいい。
あの娘にキスと白百合を 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
- 作者: 缶乃
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: コミック
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百合好きの間ではもうかなり浸透したかなぁ。「あの娘にキスと白百合を」です。これも僕が大好き群像劇ですね。一人の女の子を中心とするハーレム百合も嫌いではないんですが、せっかくなら色々なカップリングを眺めたいですからねー。真面目秀才少女白峰さんと天才少女黒沢さんの2人が一番のお気に入りです、でも2人の関係はどこか危なっかしい、いつかこの2人の関係は壊れてしまうのではないだろうかと新刊が出るたびにハラハラしています。自分を天才と扱わずにあくまで超える相手として常に追いかけてもらえることに愛情を感じる黒沢さん、嫌い嫌いといいつつ黒沢さんを追いかけ続ける白峰さん。でも・・・ある時白峰さんが追いかけるのをやめてしまったら・・・。きっと今後の展開はそんな感じになるんじゃないかと予想しています。
百合の群像劇が好きなのはすべてこいつのせい!!!
もう聖書ですね・・・バイブルです・・・。クトゥルフ神話みたいにマリみて神話体系になって、関連書籍ががんがん出まくればいいのにと思っています。
だって百合の可能性は無限大だからね!
楽にいきるということ
人間というのは不思議なもので、なぜか自分自身を苦しめるように生きてしまうものです。そうしないと成長できなかったのかもしれませんね。
別に今、苦しくない、精神的に病んでいないのであれば、これから言うことは実践する必要は無いと思います。ただ、これから言うことについてどこか記憶の片隅に置いてもらえれば、将来辛くなった時に何かの助けになるかもしれません。
自分自身が楽にいきるコツは、今まで自分が努力したり、苦労したり、頑張ったり、そうやった結果、手に入れた自分の価値を、思い切って捨ててしまうことだと思います。
例えば、何もかも捨てて勉強ばかりしてきた、そうやってクラスで1番、成績優秀、大学も良いところに合格、周りからも褒められる、すごいと言われる。そうするとそれが自分の価値になります。少し間違えると、それだけが価値になります、ところがある日、そんな価値が通用しない世の中に出てしまったら・・・?
例えば、何もかも捨てて仕事ばかりしてきた、会社では評価され、昇進もし、お金も手に入り、それがすごいと言われる、そんな自分がとても偉いと感じる。でもその価値ってどこでも通用する価値ですか?
例えば、何もかも捨てて良き母としてすごしてきた、子どもたちを厳しく育て立派にし、周りからも良いお母さんだと言われ、旦那さんからも褒められる、料理がうまい、仕事がテキパキしている。そんな自分はすごく偉い、立派だと感じる。でもその価値はいつまで続くのですか?
例えば、何もかも捨てて一つのゲームをやりこんできた、大きな大会で勝ち、周りからもあいつはすごいと言われ、どんなテクニックもできる、俺は強い、だから偉いと感じる。でもその価値ってあなたが生きていくうえで必要なのですか?
スポーツ、仕事、生活、趣味、どれをとってもこういうことは沢山あります。人間は何かで他人に評価されたいと思い、そのために努力をし、そして結果をだし、そんな自分に価値を感じてきた。
そんな価値を感じるため、今も努力を続けている、そんな価値を失わないために苦しみ続ける。でもそんな価値はあるとき簡単に失われてしまいます。普遍的な人間の価値など存在しないのです。そんなものを大切にして生きていくのはしんどくないですか?
だからいっそのこと捨ててしまいましょう、他人の評価など自分の価値には関係がないし、たとえ自分に価値が無かったとしたって生きていて良いのです。頑張らない自分には価値なんてないですが、それでも楽しければ良いのです。
人間はかならず衰えます、老います、病みます。社会が突然変わってしまうこともあります、いままで通じていた自分の価値が突然通じなくなってしまう時がやってくるかもしれません。自分の価値が通用しない、自分が価値だと信じていたものが実はどうでもいいものだったと感じた時に人は心を病んでしまいます。
だから自分の価値を捨てよう、他人の評価を捨てよう、常識にとらわれるのをやめよう。
うつ病からの回復
作業療法士さんに聞きました。
「人間が生きている意味はあるのですか?」
作業療法士さんは答えました。
「ありません。」
僕のうつ病回復の第一歩になったアドバイスです。
なぜうつ病になったのか、どんだけ仕事が忙しかったのか、自殺未遂をしたこと。もちろんそういうことを書く機会は今後あるかもしれませんが、そんなことよりもこのブログを読んでくれている皆さんに知ってもらいたいのは、僕がどうやってうつ病から自らが回復したという実感を持てたのかということです。
ポイントは以下の通り。
- 何も無い自分に価値があると感じること。
- ただ生きる、ならば楽しい道を選ぶ。
- 他者の視線に作られた自己ではなく、論理的に正しい自分でいること。
- 自分の症状の特徴を知ること、うつには必ずクセがある。
- 寝たら治ると信じる。
①何もない自分に価値があると感じること。
色々なケースがあるとは思いますが、うつ病になりやすい人というのは、自分の価値を他者からの評価に頼っている人が多いと思います。他者からの評価というのは例えば学歴であったり、社会人としてまともに生活をしているとか、結婚しているとか、子どもを育てているとか、職場の中で評価されているとかそういうったことです。逆にこういったものを失うことに対して非常に恐怖を感じているケースが多いと思いますし、ちょっとしたことでそういう恐怖を感じてしまう予期不安を持っている人がうつ病になる人には多いと感じています。だから仕事の失敗が怖い、奥さんに嫌われるのが怖い、子どもに嫌われるのが怖い、お金がなくなるのが怖い・・・などなど、そういったことに非常に敏感です。逆にいえばそういう部分で非常に突出している人がなりやすいとも感じます。つまり非常に良い夫をしているとか、仕事ではものすごく高い評価を得ているとか、自分の子どもが非常に優秀であるとか、結構何をしても優秀で確実にそういった他者からの評価を得てきた人がうつ病になりやすいとも感じます、怠け者や甘えではないのです、むしろそういった他人からの評価に対して自分に厳しく、失敗はできないと感じている人が多いと思います。 そういったことから過労や責任を感じやすく疲労が常態的になりうつ病へとなってしまいます。
私が気付いたのは上の作業療法士さんの言葉もそうですが、そういった他人からの評価とか、他者からどう思われるかということは実はどうでもいいことだったんだということです、うつ病の人が考える生きることの意味って大抵は他人から見た自分の意味なんですね。無責任に聞こえるかもしれませんが、その通り、無責任です、無責任でいいんです、なぜ責任を負わなくてはならないのでしょうか?ただそういったことに私は30年以上気付くことができませんでした。
なぜ気付けたかというと、それはある日お宝鑑定団を見ていたとき、自分の大切にしてきた壺を鑑定に出した高齢の女性がいたのですが、鑑定の結果壺は数万円の価値しかありませんでした、その結果を受けて高齢の女性は「もういらない」と言い笑いをもらっていましたが、私はその時「はて?」と思ったんですね。自分が大切にしてきたものであるならば値段がいくらであろうと大切にすればいいはずです、でも人というのはなぜかそういった相対的な価値というものを強く求めるんだなと感じました。そして気付きました、これを自分に当てはめれば良いと。自分という存在は自分が長らく大切にしてきたものです、それが突然価値が無いと周りに言われたとしても自分にとっては大切なものです。だから自分に価値などいらないのです、何もないただの自分、それを大切にしていくこと、そこに気付けた瞬間に私はとても楽になりました。
②ただ生きる、ならば楽しい道を選ぶ。
上述したように、自分の価値、特に他人から見た時の評価というものは生きていく上で必要がありません。なので生きるということは何かの為ではなく、ただ生きるということなのです。自分探しというのは自分の価値を探す行為ですが、そんなことをする必要がありません。ここからは自由です、ただ生きれば良いので好きに生きればよい、自分に鞭打ちたいなら鞭打てば良いし、楽したいなら楽をすればよい、私が選んだ道は「楽しい」ということを追求することです、「楽しい」ならば苦労も喜んでします、今は仕事も「楽しい」ですし、「楽しい」と感じられる量だけやるように調整しています。
③他者の視線に作られた自己ではなく、論理的に正しい自分でいること。
しかし人間というのは他者との関係性を持たないで生きていくことというのはなかなかすることができません、それこそ引きこもるしかなくなってしまう。しかし他者と関係性を持つとどうしても他者の視線によって自己が形成されてしまう、他者からの評価を求めてしまいます、特にうつ病になったような人はそうやって今まで生きてきたのでそんなに簡単に考えを変えることは難しいですし、何もない、ただのからっぽの自分というものはものすごく不安なのです。
なので、世の中の物事を自分とは関係のない場所に置いて、すべて論理的に正しいかどうかで考えるようにしました、自分が褒められたり、評価されたりしてもあまり喜びませんし、怒られてもそれが論理的でない、単なる感情から生まれるものであれば信用しないという態度をとることにしました。つまり周りの感情に振り回されることなく、ただただ論理的に正しいかどうかを考えることにしました。他人から評価されるかどうかではなく、論理的に正しいことを優先するということです。そうすることで急に人間関係が楽になりました、今までおかしいということが言えなかった、他人にいい顔をしていたのが、論理的に正しくないことは正しくないと言えるようになったんですね。ただしこういう態度を嫌う人もいます、全てが正論に聞こえてしまって嫌だという人もいます、そういう人とは付き合いをやめました。いい顔をする必要はありません。
④自分の症状の特徴を知ること、うつには必ずクセがある。
ここからは私個人の話ですが、それでもどうしても調子が悪くなる時があります、長年うつと付き合っているというそういう時がなんとなくわかります。そういう病気のクセをつかんでおくことで余計な不安を感じる必要もありません。ただし私の症状はてんかんの症状に近く、ある時突然理由もなく不安や脳の異常興奮に襲われる時が数か月に1度あります、しかしそんなときもある、ということを知っておくことで余計な不安は取り除かれました。
⑤寝たら治ると信じる。
とはいえ、なかなかそううまくいかないこともあります、つい悪く考えたり、つい感情が先行したり、つい疲れすぎてしまったり。でもそんなときはおまじないの一言。
「寝たら治る」
そう思えば、明日はきっとまた健やかに生きていける。
まだまだ薬を飲んでいます、睡眠薬を飲まないと夜眠くなることもありません、ですが今の人生が一番楽しいと感じています。今後もまたうつ病回復のヒントになることをこのブログで時々書いていこうと思います。
自分でできるスキーマ療法ワークブック Book 1 生きづらさを理解し、こころの回復力を取り戻そう
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部活動やりすぎ?
今の仕事がら地方の公立の高校生に接する機会が非常に多いのですが。最近感じていることを。
部活動の問題点に関して教師側の視点や、子ども側の視点など、色々論じているブログなどは沢山あるのでそちらを読んでいただければと思います。私は実際に生徒に接して生徒が言っていることを伝えたいと思うのですが。
地方の進学校の公立高校に限った話かもしれませんが、活動日数、活動時間がものすごく週6日、7日、夜7時までとかはざらにあるんですね。ほとんどの生徒が高校を卒業して地元に就職してしまう高校の場合、部活をきちんとやってきたかどうかが就職の面接時に重要視され、勉強をきちんとやってきたかどうかというのがあまり評価されないということがあります。そのケースも問題ですが、今回はそのケースではなく、所謂地方の進学校のケースについて話をします。
進学校の場合ほぼ100%大学進学をするのですが、大学進学をする場合重要になるのはやはり学部学科選び、ついで学校選びだと思っています。本来であるならば自分自身が学習していきたい、生涯にわたって触れていたい分野について大学では学習するべきだと私は考えていますが、どうしても学校選び、つまり偏差値〇〇の学校へ行くことだけが目的化され、受験に必要だからその科目を勉強するというケースに陥りがちなのが非常に残念です。
子どもからすると部活動が多すぎて、そもそも何をやりたいのかについて考える時間が無いという返事が返ってくるケースが部活を一生懸命やっている子どもに多いという実感があります。逆に部活動に入っていない生徒は時間が余っていて、自ら好きなことを見つけている、例えば源氏物語を読んで古文に興味を持ったなどが実際に起きていることは知ってもらえるとなぁと思います。
せっかく今勉強している、せっかく大学に行くのであれば、何を学ぶことが楽しいのか、なにを生涯学び続けたいのかという視点で勉強をしてもらいたいというのが私の思いです、私自身は算数、数学が好きで今でも問題集とにらめっこをする日々です。仕事の役にはまったく立たないし、意味などはないかもしれませんが純粋に楽しい。そういう学問に出会わせたいと思っています。
そうなれば大人ももうちょっと勉強するかも?お金になる勉強だけをしても人生は楽しくならないと思うので。
ガルパン4DX
ガルパンはいいぞ。
というわけで今日はみなとみらいにガールズ&パンツァー4DX劇場版を見に行きましたー。ガルパン劇場版自体は見るのは7回目ですが、4DXは初体験!
思ったより揺れますね・・・最初酔うかと思いましたが、後半はなじんできましたよー、特に後半の「緊迫する戦況です!」が流れるところはもう一体となって見る感じで気持ちよかったですね。
今日も感じたのですが
という感想をいつも持っています。
「あんこう踊りだっ!!」と会長から言われて1ページにわたって同様する西住隊長とか見てみたいんですよね。戦車道を恐れて逃げ回るみほちゃんに迫る生徒会の面々とか、目がくりっとしたキャラに描かれてた1年生チームが最後虎を狩る目になったりとか、「こいつ・・・戦車の操縦の仕方が全く分かっていない・・・」とか、絶対面白いと思うので島本先生にぜひ同人誌出してもらいたいなぁと思ってます。
・・・と思ったけど熱い展開のガルパンは「リボンの武者」でもう出てましたね。僕は重戦車とか自走臼砲とかがバンバン出てきて力で押しつぶす戦車道より軽中戦車でテクニックを駆使して戦うみたいな戦車道が好きなので実はタンカスロンはものすごく好きなのです。10t以下という制限も面白いし、作戦の幅も広いので蘊蓄語るならタンカスロンですね!アニメ化しないかなぁ・・・。
好きな戦車は九八式軽戦車ケニです!
ガールズ&パンツァー リボンの武者 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 野上武志,鈴木貴昭,ガールズ&パンツァー製作委員会
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
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